米スタンフォード大学の研究チームは、二酸化炭素(CO2)の排出が将来的に及ぼす経済損失についての試算を英科学誌ネイチャーに発表しました。これによると、1990年に排出された1トンのCO2は、2020年までに184ドルの損害を生みましたが、排出後も大気中に残存して地球を温め続けるため、2100年までにはその10倍にあたる1840ドルの損害をもたらすと予測されています。
世界のCO2排出量は1990年の200億トンから2023年には347億トンに拡大しています。研究チームの推計では、1990年から2020年までの排出により、2020年時点で米国で10兆2000億ドル、中国で8兆7000億ドル、EUで6兆4200億ドルのGDPが押し下げられたといいます。
チームは「損失と被害」を、過去の排出による既発および将来の被害、そして今後の排出による将来の被害の3つに整理しました。個人の例では、10年間毎年飛行機で長距離移動した場合、2020年までの損害は165ドルですが、その後利用を止めても2100年までに計2万5000ドルの被害を招くと試算しています。チームは、既に生じた被害を清算しても将来の被害が解消されるわけではなく、さらにGDPに基づく試算は健康や生態系、文化への影響を反映しにくいため、被害額を過小評価している可能性があると強調しています。
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【出典はこちら】
■ ニュース記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a9899eed53259bc62b85f5577076753598d616d
参考資料
【脱炭素に向けた仕組みづくり…資源循環について解説します!】
https://www.co2-hikaku.com/column/2048/
【中小企業にも求められる脱炭素、日本の目標は?】
https://www.co2-hikaku.com/column/1977/
【CO2削減価値の価格高騰…脱炭素化意識の高まりと今後について解説!】
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