石油ガス開発最大手のINPEXは14日、新潟県長岡市にて、二酸化炭素と水素から都市ガスの主成分であるメタンを合成する世界最大級の試験設備を報道陣に公開しました。大阪ガスと共同で実証を行う本設備は、一般家庭1万戸分の年間消費量に相当する製造能力を持ち、既存のパイプラインを利用した供給体制も確認済みです。
今回の取り組みの背景には、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー安全保障への危機感があります。ホルムズ海峡の封鎖リスクなど、液化天然ガスの供給網が混乱する中、国内や米国等で製造可能な合成メタンは、特定の地域に依存しない新たな調達手段として期待されています。また、天然ガス製造工程で排出される二酸化炭素を再利用するため、環境負荷の低減と調達網の多角化を同時に実現できる点が大きな特徴です。
実用化に向けた課題は、既存品と約10倍の開きがある製造コスト、特に水素の調達費用にあります。今後はNEDOの助成を受けながら、2030年までに実証規模を25倍に拡大し、コスト競争力を高める技術開発を進める方針です。同社は2035年をめどに、北米や欧州を含む国内外での商用化を目指しており、既存のインフラをそのまま活用できる次世代エネルギーとして普及を急いでいます。
当社では、SBT認定取得をはじめとした脱炭素経営の支援や補助金支援を行っています。ご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
【出典・詳細情報はこちら】
■ ニュース記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC140DA0U6A410C2000000/
■ INPEX プレスリリース
https://www.inpex.com/news/2026/20260224.html
参考資料
【脱炭素に向けた仕組みづくり…資源循環について解説します!】
https://www.co2-hikaku.com/column/2048/
【広がる地域脱炭素。中小企業へのメリットについて解説します!】
https://www.co2-hikaku.com/column/2035/
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