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脱炭素ニュースコラム

2026.04.01

鉄道工事に革新!次世代コンクリート初投入でCO2を66%、工期を6割削減

東急電鉄、東急建設、東京理科大学の三者は、鉄道工事のグリーントランスフォーメーションの一環として、共同開発した次世代コンクリート「ハイプロダクリート」を、2026年1月7日に着手した東横線日吉駅~綱島駅間の高架橋下整備工事に初めて実適用しました。本技術は、国土交通省関東地方整備局の産学官連携マッチング制度を通じて、東京理科大学の加藤佳孝教授と東急建設が共同で研究を重ねてきたもので、建設現場の生産性向上と環境負荷低減を同時に実現するコンクリートの総称です。

本工事に導入された「ハイプロダクリート」は、コンクリートにおける主な二酸化炭素排出源であるポルトランドセメントの大部分を、副産物やリサイクル材料などの資源循環材料を使用した混和材に置き換えることで、劇的な排出量削減を可能にしています。実際に高架橋下の舗装に適用した結果、標準的な普通セメントと比較して、工事に伴う二酸化炭素排出量を66%削減することに成功しました。これは、日本が2035年度までの目標として掲げる温室効果ガス排出量60%削減の達成に大きく寄与する成果であり、研究開発段階を超えた実構造物への適用においてもその高い効果が実証されました。

また、環境面だけでなく施工の合理化においても大きな成果を上げています。従来のスランプ管理を行うコンクリートに比べて流動性を高めたことで、施工時間は従来比で約60%短縮されました。さらに配合設計の研究により、少ない労力と資源で品質基準を満たす最適な配合を選定できる仕組みを構築し、設計段階からの省力化を実現しています。こうした施工効率の向上は、現場で使用する発電機の稼働時間削減にも直結するため、工事に伴う騒音や振動の発生時間を短縮し、近隣住民の生活環境の保全にもつながっています。

東急電鉄および東急建設は、今後も実環境下での二酸化炭素吸収量の調査や、ライフサイクル全体を通じた収支試算を継続する予定です。建設材料の改良に加え、建設機械や燃料の脱炭素化も並行して進めることで、持続可能な鉄道工事の実現に向けた取り組みをさらに加速させていく方針です。

当社では、SBT認定取得をはじめとした脱炭素経営の支援や補助金支援を行っています。ご関心のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

【出典はこちら】

■ ニュース記事

https://www.jiji.com/jc/article?k=000001289.000010686&g=prt

■ 本件に関する詳細(東急建設公式サイト)

https://www.tokyu-cnst.co.jp/topics/2771.html

 

参考資料

【大阪・関西万博でも注目のCO2吸収コンクリートとは?】

https://www.co2-hikaku.com/column/2016/

【中小企業にも求められる脱炭素、日本の目標は?】

https://www.co2-hikaku.com/column/1977/

【脱炭素に向けて自治体も動いています!脱炭素化の支援が拡大中】

https://www.co2-hikaku.com/column/1973/

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