TBSホールディングスなどが出資し、赤坂5丁目地区の各ビルに冷暖房や電気を供給している赤坂熱供給は、再生可能エネルギー由来のグリーン水素を活用した熱源設備の本格運用を開始した。水素を用いて燃料電池で発電するとともに、熱エネルギーを生み出しビルの冷暖房に生かす取り組みで、都市インフラの脱炭素化を促す先行モデルとして都内初の事例となる。同社は次世代エネルギーとしてのグリーン水素の普及を見据え、東京都の支援を受けて水素利用設備を導入し、12日には稼働開始の記念式典が開催された。
使用されるグリーン水素は製造拠点の山梨県からトレーラーで輸送され、低圧で安全に貯蔵できる清水建設製の水素吸蔵合金タンクに貯蔵される。水素を特殊な合金に吸着させることで体積を1000分の1相当に抑えられるため都心での利用に適しており、燃料電池やボイラーの燃料として利用する。燃料電池は発電時に二酸化炭素を排出せず、プラント構内の空調や電灯に用いるほか、非常時には自立運転で運転員の生活電源を確保できる。さらに、水素混焼貫流ボイラーへ送られた水素は都市ガスと組み合わせた燃料として熱エネルギーを生み出し、定格運転時には都市ガス専焼の場合と比べてボイラー1台あたり約21%の二酸化炭素排出量の削減を見込む。
式典でTBSホールディングスの阿部龍二郎社長は、今回の本格運用が都市インフラの脱炭素化に向けた大きな一歩であり、安全性と安定供給を徹底してグリーントランスフォーメーションの取り組みを発信し続けると述べた。小池百合子都知事は都内での需要拡大における重要性に期待を示し、都が市場形式で実施するトライアル取引で落札されたグリーン水素も使用される予定である。
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■ ニュース記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2996f67a997c23b4b6519282bd689933e014c6d
参考資料
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https://www.co2-hikaku.com/column/1522/
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